完璧男子
「…黒田 晶容疑者について話しがあります」



 黒田関係だよな…やっぱり。




 行かなくてはいけない感じがする。






 優枝が背中を押してくれてる?





「優枝ちゃんなら私が見ておくから行ってきて」


 橘が俺の背中を押した。





 …橘か……。




 おっさんと一緒に車に乗って静かな時間がまた過ぎてく。





 見慣れない場所につくと一つの部屋にいれられた。




「私…今日担当を務めさせていたただきます…桐谷…と申します」


 椅子に座って俺に話しかける女とさっきのおっさん。





「安心してくれ。誰も北見くんを責めたりはしない」



 …責められることしてねぇ…









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