完璧男子
 あんなに緊張して…蓮とこれから暮らしていくところを想像して。





 幸せな時間ほど早く過ぎちゃう。







「二次会行く?」




 どうやらいつの間にか二次会の話しになってるみたい。






「ごめん。俺ら抜けるわ」



 蓮が私の手を持って立ち上がった。






「えぇ~…主役が抜けてどうすんだよ」

「わりぃ」





 そう言って蓮は式場から出た。





「どうしたの?」

「いいもん見せてやるよ」




 いいもの?




 蓮にちゃんとついて行く。




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