私の視線のその先に・・・

恥ずかしくて恵那の所に逃げようとした時、だった。


「なぁ」


え・。


振り向いた私の目の前にいたのは・・・。




キラキラ君、いや、彼だった。



「えっあっ・・・はい!?」


声裏返っちゃったし!!

なに緊張してんの、私!!

「サッカー部の半田呼んでもらってい?」

「あっ・・・はっ、はい!!」


教室に入り半田くんを探す。

・・・けど見当たらず。

半田くんの机は空っぽで今日は休みみたいだった。


「あの・・・休み、です」

「そっかー。んじゃ、これ机入れといて?」

「分かりましったっ・・・」

噛んだ・・・!!

最悪、最悪。

なんでこんな時に噛むのー!!!!


「大丈夫?」

笑われちゃったしっ・・・。


「大丈夫です・・・っ。」


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