初恋は前途多難! ~朗らか社会人とメイド女子高生 【1:出会い編】
カメラから出てきた正方形のポラロイド写真。
「すぐに浮かび上がってきますので、大切にお持ちくださいね」
それを茜さんから受け取り、あたしがシンさんに写真を手渡す。
「ありがとう」
シンさんは嬉しそうに微笑んでそれを受け取ってくれたあと、
「一緒に撮ってくれて、ありがとう」
あたしにもう一度お礼を言ってくれた。
「いいえ。こちらこそ、スタンプカードを埋めてくれてありがとうございます」
ぺこん、と頭を下げて笑いかけたあたし。
「また一杯にしてくださいね」
冗談めかして笑いながらそういうと、
「うんっ、もちろん」
あの温かい笑顔が、すごくすごく嬉しそうに綻んでいた。
「それから――」
ちらり、と小さくシンさんが周りを見渡したあと、
「――明日も、よろしくね?」
こそり、と、すごく小さな声で耳打ちするように告げてくれて。
「はい――」
少し照れたけど――その言葉に、にっこりと笑って頷いた。
「すぐに浮かび上がってきますので、大切にお持ちくださいね」
それを茜さんから受け取り、あたしがシンさんに写真を手渡す。
「ありがとう」
シンさんは嬉しそうに微笑んでそれを受け取ってくれたあと、
「一緒に撮ってくれて、ありがとう」
あたしにもう一度お礼を言ってくれた。
「いいえ。こちらこそ、スタンプカードを埋めてくれてありがとうございます」
ぺこん、と頭を下げて笑いかけたあたし。
「また一杯にしてくださいね」
冗談めかして笑いながらそういうと、
「うんっ、もちろん」
あの温かい笑顔が、すごくすごく嬉しそうに綻んでいた。
「それから――」
ちらり、と小さくシンさんが周りを見渡したあと、
「――明日も、よろしくね?」
こそり、と、すごく小さな声で耳打ちするように告げてくれて。
「はい――」
少し照れたけど――その言葉に、にっこりと笑って頷いた。