初恋は前途多難! ~朗らか社会人とメイド女子高生 【1:出会い編】
眠い目を擦りながら起きた翌日。
今日は学校の始業式。
あたしは2年生に進級した。
なんとなくだけど、気持ちが引き締まる。
顔を洗って歯を磨き、着慣れた制服に袖を通して身なりを整えてからカバンを手にして部屋を飛び出す。
式のあとは、ホームルームと新しい教科書を貰って終わる。
一旦家に戻ったあと、お昼を食べてからバイトに向かう。
今日も頑張らなきゃ。
「おーい、さつきー」
そんなことを思いながら部屋を出ると、アパートの下からあたしを呼ぶ声が聞こえる。
「あ、タクミーっ!」
そこには、タクミの姿と、
「待ってたわよ、さつきー!」
長い髪をポニーテールにしてまとめ、活発そうな吊り目に笑顔が健康的で、170cmの女の子にしてみれば高身長のもう1人の幼馴染、マコ。
「ごめんね、お待たせっ」
小さい頃からの幼馴染のあたしたちは、別段申し合わせた訳じゃないけれど、幼稚園の頃からずっと3人一緒に登校する仲だから、気がつけばこれがあたしたちの「普通」になっていた。
今日は学校の始業式。
あたしは2年生に進級した。
なんとなくだけど、気持ちが引き締まる。
顔を洗って歯を磨き、着慣れた制服に袖を通して身なりを整えてからカバンを手にして部屋を飛び出す。
式のあとは、ホームルームと新しい教科書を貰って終わる。
一旦家に戻ったあと、お昼を食べてからバイトに向かう。
今日も頑張らなきゃ。
「おーい、さつきー」
そんなことを思いながら部屋を出ると、アパートの下からあたしを呼ぶ声が聞こえる。
「あ、タクミーっ!」
そこには、タクミの姿と、
「待ってたわよ、さつきー!」
長い髪をポニーテールにしてまとめ、活発そうな吊り目に笑顔が健康的で、170cmの女の子にしてみれば高身長のもう1人の幼馴染、マコ。
「ごめんね、お待たせっ」
小さい頃からの幼馴染のあたしたちは、別段申し合わせた訳じゃないけれど、幼稚園の頃からずっと3人一緒に登校する仲だから、気がつけばこれがあたしたちの「普通」になっていた。