初恋は前途多難! ~朗らか社会人とメイド女子高生 【1:出会い編】
色んな話をしながら、あたしたちは高校に到着し、早速発表されたクラス替えに従って新しい2年の教室へと入る。
去年に引き続き、今年もあたしとマコ、それにタクミの3人は同じクラス。
「今年も一緒でよかったね」
「うんっ、今年もよろしく」
マコと一緒のクラスは心強い――そう思いながら、
「おい、俺も一緒なんだぞ」
「あ――ついでにタクミもよろしくっ」
隣で少し不満そうに呟いたタクミに、わざとついでのように言えば、
「ひでぇ。俺、オマケっぽい言い方」
むくれたタクミの顔を見て、あたしとマコは大笑いした。
「でもま――お前は抜けてるからな。俺が見ててやらねぇと、危なっかしいぜ」
ぽん、と頭の上にタクミの大きな手が乗る。
そしてそのまま、髪の毛をぐしゃぐしゃ――と、弄られた。
「んもうっ、タクミ――っ!」
「はははっ、俺をおまけにした腹いせだ」
髪の毛を手櫛でおさめるあたしに、からりと笑うタクミ。
「あんたたち、本当に昔から良いコンビよね」
それを見ながらマコがそう言うのが、お決まりのようになっていた。
去年に引き続き、今年もあたしとマコ、それにタクミの3人は同じクラス。
「今年も一緒でよかったね」
「うんっ、今年もよろしく」
マコと一緒のクラスは心強い――そう思いながら、
「おい、俺も一緒なんだぞ」
「あ――ついでにタクミもよろしくっ」
隣で少し不満そうに呟いたタクミに、わざとついでのように言えば、
「ひでぇ。俺、オマケっぽい言い方」
むくれたタクミの顔を見て、あたしとマコは大笑いした。
「でもま――お前は抜けてるからな。俺が見ててやらねぇと、危なっかしいぜ」
ぽん、と頭の上にタクミの大きな手が乗る。
そしてそのまま、髪の毛をぐしゃぐしゃ――と、弄られた。
「んもうっ、タクミ――っ!」
「はははっ、俺をおまけにした腹いせだ」
髪の毛を手櫛でおさめるあたしに、からりと笑うタクミ。
「あんたたち、本当に昔から良いコンビよね」
それを見ながらマコがそう言うのが、お決まりのようになっていた。