女の子の恋物語
絵かな…

絵を描いているのかしら…?

み、見たい…



そろそろと窓際へ近づいて、外を見るふりをしてスケッチブックを覗いた。



一見、モノクロの写真かと思ったけど、鉛筆で細かく描いてある風景がだった。



「すっごー・・・」


それを言った瞬間、江崎くんはバッとスケッチブックを隠した。


え、見ちゃいけなかったの!?


江崎くんはとてもビックリしたような顔をしている。


お、怒らせたか!?



「あ、ごめんなさい!えと、あは…うまいね…」



最大限の笑顔を作った。


だ、大丈夫かしら…。


と、心配したけど、
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