女の子の恋物語
今は7時。


結局お店を出てから公園に行って、さっきのことを考えていた。


11月後半なので、かなり寒い。

息を吐けば白く出るし、手は少しかじかんでいる。




…別に男の子が嫌いな訳じゃないのになー。

遊べばそれなりに楽しいし…告白とかだって何回かされてきたし…。



また頭の中で彼氏ができない理由を探している。




すると公園の入り口で人の気配がした。



バッと少し身構える。



「あ、なおー!」

「何だ…硲か…」



あたしの幼なじみの硲 樹【ハザマ イツキ】







< 7 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop