女の子の恋物語
「もうさ…お前には無理なんだよ!彼氏!!」


ドカッと硲が私の横に座る。


「はぁ!?何縁起でもないこと…。あたしにはただ好きな人がいないだけ!」

「これで50回目ぐらいだぞ、その言葉。つーかそれが大問題なんじゃん。」

「うっさいなー…。」



体がぶるっと震えた。

冬の公園ほど寒い所はない。



「寒いの?」

「うん。」

「帰ろーよ。風邪ひくし」



この会話…


はたから見たら、恋人同士に見えてるんだろうなー。
< 9 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop