─龍華の乱れ─
バコッ!!
「ァデッ!?」
静かな部屋に鳴り響いた音は──誰かが叩く音とちーちやんの声だった.
「テメェ」
そこに、いたのゎアタシの兄.「夜奈月 優斗」だった──
『お兄ちゃん..』
「久しぶりだな」
『ぅん』
「・・・あのー俺の存在消さないで(泣)」
「わりぃ」
「え・・・本気で消してたの!?」
『それより教室』
「行くぞ」
「お・お前等、兄弟そろってヒドイぞ(泣)」
『バイバイ』
バタン.
ちーちやんの泣き声が聞こえたケド聞こえないふり.
めんどくさいからね.