霊感少女の憂鬱〜私立明堂学園オカルト研究部日誌1〜
高校生!
賢次君が姿を消してから12時間。
成仏したのかな?
ぶっちゃけどうでもよかったり……
だって今日は、入学式なんだもん。
2週間前くらいに届いた制服に袖を通す。
胸の黄色リボンを結ぶと私は鏡の前に立つ。
肩から拳な4つ分程ある真っ黒い髪を櫛でとぐ。
ヘアーアイロンで前髪を伸ばす。
特に意味はないけど左手にシュシュ、スカートのポッケには数珠を。
そうして身支度を終えた私はカバンを持って一階のリビングまで急いだ。