答えを導く少女
「仕事は一人でするものじゃないの。
協力しないと…」



「そうだけど、一緒に行動していると監視されているようで…
休み時間も気楽にできない」





ビー、ビー…






アカネの持つ携帯から振動音が鳴った。


アカネが携帯を開いた。


アカネは顔色を変えて携帯を閉じた。




「どうしたの」


「ちょっと仕事が入ったわ」


「わかった」




アカネは椅子から立ち上がった。


「それじゃあ」


アカネは病室から出た。














午後になり、私は身体を動かすために散歩に向かった。


森下先生から散歩の許可はされている。


ただし、病院内のみとされていた。


病院なら、緊急時にも対応できるためだった。


私は花壇のある場所に向かった。


病院で見つけた趣味だった。


種を植えて花を育てた。


色々な花が季節ごとに咲くのが嬉しかった。


花壇のある場所にはベンチが置かれている。


私は水を終えてから座るのが日課にしていた。


私は水やりを終えて、ベンチに座った。


持ってきた本を読んでいると、男の人から声がかかった。
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