答えを導く少女
「白崎ナナミさん、こんにちは」




私は声のした方を見た。


黒い服装。


ポケットに両手を入れていた。


私の知らない人だった。




「…こんにちは」




男は近づいてきた。


私は不安になり、男に尋ねた。




「あの、どこかでお会いしましたか」




男は立ち止った。




「会ったことはない。
ただ、俺は昔から君のことを知っている」




周囲の空間が乱れて始めた。


夫と同じ感覚だった。



「俺の名前はアイド」


「…アイド」


「NO.1と言えばわかるかな」
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