隣の先輩彼氏
いつの間にか、外は夕焼けに包まれていた。
「…あ、もうこんな時間か。そろそろ勉強しようかな。」
私は空気を入れ換えようと、部屋の窓を開けた。
するとそこには、さっきまで愛し合っていた2人が服に着替えていた。
…嫌だよ、見たくないよ。
着替え終わったかと思うと、女が突然話し始めた。
「はるぅ、ばいばいしたくないよぉ……。」
女は、遥貴の腰にしがみついていた。
「じゃあ、これで最後な。」
クチュクチュと音を立てて、2人は長いキスをした。
今からまた始まるかのように――