あねたん
無実の罪


───放課後、誰もいないはずの教室に二つの影。



シュウ「で、話って何?」

今にも帰りたい気持ちで一杯なシュウは投げやりに話す。



エリカ「あのね…実は前からね…」



シュウ『うわあ…これ絶対告白だよ…自意識過剰とかじゃなくて確実だ…やだなあ…』



エリカ「ずっとシュウ君が好きだったの!!だけどどうせ断るでしょ?だから…………襲わせて」

手にはポケットナイフ。



シュウ「………え……?はあ!?冗談じゃねーし!!いくらなんでも犯罪だろ!?」



エリカ「逃げれないよ…大人しく…」



シュウ「マジやめろよ!んなことしていいと思ってんのかよ!?」


シュウはエリカの肩に掴みかかり、彼女を何とか説得しようとした。だが次の瞬間…



エリカ「いやあああああ!!!誰か助けて!!」



シュウ「!?」



廊下まで響いた悲鳴に、通りすがった先生が気付き教室に入ってきた。



先生「なんだ!?何があった!?」


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