君を愛したい

HAPPY NEWS

      □
ピピッ ピピッ ピピッ

「………うるせ…」




朝、鳴り響く目覚まし時計で目を覚ます。

目は閉じたまま手探りでそれを探し、ボタンを押して止めた。


そしてようやく目を開き時間を確認する。




「……」




まだ肩まで布団をかぶったまま、起きない頭と格闘しつつも動き出さない俺。

ぼーっとしていると、突然部屋の扉がガチャッと音をたてて開いた。




「………あ?」



「あれ。起きてんじゃん!早く準備しなよ~?」




しかめつらでそちらを見ると、扉の取っ手に手をかけたままの星来が俺を見て呆れたように言う。




「……はいはい」



「じゃ、ご飯準備しといたから!」



「………母さんは?」



「コンビニまで買い物行ったよ」




……今日は何を買いにいったんだ…?

いつも朝にコンビニに行く母さんを思い出しながら、俺はようやくベッドから起き上がった。
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