眼鏡と私とあなた
プロローグ
小さい頃から視力が悪かった私。

コンタクトは私の目に合わなくて、すぐやめた。

度の強い眼鏡が私の必須アイテム。

おかげでよくいじめられた。

何度も何度もコンタクトにしたけど、すぐ目が腫れてしまった。

「地味子!」

「キモメガネ!」

これが私のあだ名。

今は慣れたからどってことないけど、小さい頃は辛かったなぁ。

この視力のせいで、どんだけ挫折した事か。

小学校の時、よく眼鏡を隠された。

ゴミ箱に捨てられていたこともあった。

何も見えなくて、壁にぶつかって。

それを笑われて。

自分を呪いたかったよ。

けど、そんな私を助けてくれたのが、あなた。
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