眼鏡と私とあなた
けど、わたしはまだ気づかなかった。

秋山君が、悩んだような顔をしているのを。





―――麗Side―――

俺には好きな人がいるんだ。

それは、町田紗季さん。

いわゆる一目ぼれってやつ?

彼女は普段、俺と同じようなビン底眼鏡をかけている。

そして、彼女は眼鏡をはずすと絶世の美女なのだ。

俺も驚いた。

あの眼鏡ッ子から、こうも変わるとは。

・・・ところで、俺はみんなには内緒にしてる事があるんだ。

町田さんに言ったらきっとドン引き・・いや、関わりも持ってくれなくなるだろう。

その、俺の正体ってのはな・・・・・・・・・・・
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