眼鏡と私とあなた
「えー、それなんかさりげなくショックかも~」

笑いながら言う諭吉。

さーて、これからどうすっかなぁ。

町田さんにばれるのも時間の問題かもしれねぇ。

いっそこのままばらすか?

いや、町田さんの事だ。

きっと、汚いものを見るような目で見るだろうなぁ。

「・・・若、食事の時間です」

舎弟その2の松。

坊主でサングラスで見た目はイカツイ兄ちゃんだけど、根は紳士な男。

「おう、分かった」

「へい!」

「では、俺も先に行ってますね!」

松と諭吉はタタタと走り去った。

「・・・・ふぅ」

とりあえず、俺は飯を優先させた。
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