眼鏡と私とあなた




―――紗季side―――

「お母さん、あがったよー?」

私はタオルを肩にかけて、お母さんに一言声をかけた。

「わかったわよー」

風呂上がりの眼鏡は曇るから困る。

(あーもー、これじゃあ眼鏡の役割果たしてないじゃない(怒))

やっぱ、コンタクトに変えてみようかな。

でも、腫れるからなぁ。

佐柚ちゃんに相談してみよう。

・・・そういえば、秋山君にキラーの話持ちかけたらちょっと怖い顔だったなぁ。

知らないっていってたけど、実は何か知ってたりするのかな。

「いてて」

まだ殴られたとこが痛む。

お風呂入ってたときに気づいたけど、結構ひどい痣だったなぁ。
< 24 / 61 >

この作品をシェア

pagetop