眼鏡と私とあなた
―――紗季side―――
「お母さん、あがったよー?」
私はタオルを肩にかけて、お母さんに一言声をかけた。
「わかったわよー」
風呂上がりの眼鏡は曇るから困る。
(あーもー、これじゃあ眼鏡の役割果たしてないじゃない(怒))
やっぱ、コンタクトに変えてみようかな。
でも、腫れるからなぁ。
佐柚ちゃんに相談してみよう。
・・・そういえば、秋山君にキラーの話持ちかけたらちょっと怖い顔だったなぁ。
知らないっていってたけど、実は何か知ってたりするのかな。
「いてて」
まだ殴られたとこが痛む。
お風呂入ってたときに気づいたけど、結構ひどい痣だったなぁ。