眼鏡と私とあなた
やっぱり夢かぁ。

だよね、いきなり俺がキラーとか言われてもね。

考えすぎだよね、うん。

「・・・よし」

私は眼鏡をかけて、服を着替えた。

今日は学校が休み。

たまには散歩がてらどっか行ってみようかな。

「・・・・・いい天気」

つぶやいてみた。

靴を履いて、玄関の扉を開ける。

まぶしいほどの太陽の光が降り注ぐ。

「ラン、散歩行くよ!」

ランとは、我が家のペットの柴犬である。

まだまだ子犬。

先週近所の人の犬が子犬を産んで、それをいただいたのだ。

私はリードをランの首輪につないだ。

「さ、いくよ!」

「わん!」
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