眼鏡と私とあなた
さ、寂しくなんかないんだからな!

「おまたせー」

里中さん町田さんが戻ってきた。

「町田さんの場合ソフトコンタクトレンスでなんとかなりそうだよ」

そっか。

今まで町田さんが使ってきたのはレンズが固かったからなのか。

なるほどな。

「そんじゃ、来週にまた来てくれるかな」

「はい、分かりました」



俺たちは店を出た。

「いいコンタクト見つかってよかったね」

「そうですね」

「・・・・・・・あれ?」

「ラン?」

外に出たら、待っているはずのランとメリーがいなかった。
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