眼鏡と私とあなた
「危ないからだよ!危険な目にはあわせられないから!」

「ランを見捨てろっていうの!?」

「ちがうよ!」

「私はランの為ならなんだってするもの!」

町田さんの目は鋭かった。

「・・・怪我しても知らないからな」

仕方ないよ。

そんな目で訴えられたら。

「うん!」

「今、電話で聞いたんだけど、攫った奴のアジトは、すでに廃校になっている山野小学校」

「そこなら知ってる」

「よし、行くか」

待ってろよ、ラン、メリー!





「あーあ、せっかく君たちの時期組長に頼まれてきたんだろけど、ボロボロだね」

男はクスっと微笑んだ。

「・・・若が来た・・・ら、無傷では帰れませんよ・・・」

「君、生意気」

と、男はスーツを来た俺の部下の腹にけりを入れた。

「うっ」
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