眼鏡と私とあなた
「ランとメリーを返して」

「やだ」

「何で!?」

「秋山麗・・・・いや、キラーと潰したら返してやってもいいけど・・・」

「キラー?・・・秋山君が?」

くそ。

このままじゃ町田さんも危ない。

まずいな。

ここにいる奴らの数も半端じゃない。

町田さんは、そこに落ちていた木の棒を拾った。

「町田さん!?」

「許さないんだから・・・ランとメリーを傷つけた奴も、秋山君を傷つける奴も!」

「わん!」
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