Princess*Red




アイリスは自分を責めた。
あの時、コリウスさんを自分が止めていたら…こんな悲しい事は起こらなかったんじゃないのか…と。






『―…―――…ジニア…ジニアは大丈夫かしら…』


私よりきっと何倍も何十倍も辛いはず。




アイリスはジニアを探す為、部屋を出た。


――…その時!



アイリスが扉を開けると、目の前にジニアが立っていた。


涙も流さず、ただ瞳に光を宿さずに……




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