Princess*Red




お父様の側近に頼み、王室へと再び足を運んだ。





部屋の奥にある机に向かうお父様の元まで歩き、静かに口を開いた。



『お父様…』


「―…どうした。」


目も合わせてくれないの?


『………頼みたい事があります。








私を今は使われてない塔へ幽閉して下さい……もう、誰の目にも留まらぬように…

お願いします。』


7歳のアイリスがこの決断をするのは辛い事だった。

まだ7歳…

テランセラ王はアイリスの口から聞いた言葉を驚いて聞いていた。




< 13 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop