Princess*Red




『もう…誰にも関わりたくないんです。



明日からでも塔に。考えて下さい。』



それを言うとアイリスは王室を出て行った。











部屋に戻ったアイリスは体を丸めベッドに横になり、静かに泣いた――…





その日の夜、アイリスの部屋にテランセラ王の側近が来た。


話しの内容はアイリスが昼間伝えた事の答えだ。


お父様の答えは――明日からアイリスを城の1番高い塔に幽閉する―――…だった。


アイリスは頷き、分かりました。と笑顔を向けた。




< 14 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop