Princess*Red




*+*+* 次の日 *+*+*







アイリスは皆が起きる前に起き、一人で塔に向かった。




塔の中には狭いながらに二部屋あり、ベッドや本棚なんかも取り付けられていた。




『今日からここで暮らすのね……』




ジニアにはもう一度会って、謝りたかったな…












それから10年間、アイリスは誰にも会わず生活した。


食事は扉の前まで持ってきてもらい、メイドがいなくなるとアイリスが取りに行く。


お風呂は塔を出て1番近い、誰も使ってない所で深夜に入る。

それを10年間続けた。




< 15 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop