魔法の砂
私は威勢よく扉を開けた。

「うんっ。今日は良い天気!良い事ありそうっ。」
私は桜でピンク色に染まった、見慣れた道を一歩ずつ歩き始める。

「里奈ーっ!」
後ろから声がした。
振り向くと、私の大親友の宮崎夏帆が立っていた。

「夏帆っ。おはよー。」
「里奈っ?!」
「何ー?」
えっ?私何かついてる?

「あんた、可愛くなったじゃんっ!」

「ホントっ?ありがとう。まつ毛あげてみたんだぁ〜。」

と言いながらまつ毛を強調する。
「良いと思うっ。めっちゃ可愛いし〜。」

と言い私のまつ毛をいじくる。

「ちょっと〜。触りすぎたら変になっちゃうじゃんっ。」
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