からふるな苺


「桜って、まぢ忘れっぽい。」

この人は瑞稀の彼氏の
村田拓也。
なーんつーか、面白い。


―――――――――

「うわぁっ。でた、」
「ちょー、イミフ。」


隣町のバカばっかの

男子校ナンパ集団。
毎日のよーにウチの学校の
前で待ち伏せして
可愛い女子を待っている。

「ちょっ、瑞稀急ご」―――

あいつらに見つからないように
私たちは走った。



が…………。



しかし、残念な事にあいつらに
絡まれてしまった。


「あれー、可愛いじゃん〜。ちょっ、一緒にホテル行こー」


「すみません。私たち今急いでるんで、また…」

「そんなん関係ないっしょ」


ボコッツ…

「いってー、何すんだよ、」

「俺の女に手を出すな。」

「拓也っ」「拓也くん」

「桜っ、行くよ。」「うん。」


私たちは拓也くんに
助けてもらい
深く絡まれずに
すんだのだった。


「拓也くんに感謝ー。」
「拓也サイコーすぎるわ。」





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