いちごキャンディー

どうしたらいいのかと考えて立ち尽くしていると


「あら、お帰り！」

『おばさん！母さんは??』


いなかったうちの一人、空澄のおばさんが戻ってきた


「お座敷に布団しいてるわ(笑)」


おばさんはそう言っておじさんを起こし始めた。


「あなた！ほら、起きて?!日高さんが布団しいてくれたから、今日は泊めてもらいましょう??」

「ぬんぁー?!‥‥zZ」


そんなやり取りを見ていたら、布団を敷き終わったらしく母さんも戻ってきて父さんを起こし始めた。


『手伝うよ(笑)』


寝ぼけた二人を順番に座敷に連れていった。


「お父さん泊めてもらうの??」


空澄がおばさんにそう聞くと


「酔っぱらってるからねぇ。」

「近いとはいえ危ないからね？」


かあさんとおばさんは笑いながらそう言った。

そういや昔、おじさん帰りに玄関で転けて…あれからいつも酔うと泊まっていく様になったな(笑)

二人は片づいたけど…


『兄貴達はどうすんの？』


ソファーで寝る二人を指さして母さんに尋ねた


「どうしようかしらねぇ(笑)」


そう言って笑った母さんの顔はとても優しい顔をしていた。