いちごキャンディー
まさか青田の事が好きだなんて思ってもなかったから吃驚した。


『いつから好きなんだよ??』


隆平に聞いてみたら


「小5から〜!!」


“一途な恋です”と笑った


『告白しねぇの?』


俺にはいろいろ言うくせに自分はどうなんだよって言った俺に


「だってりっちゃんはいっつも好きな奴がいるんだぜ?いない時に告ろうと思ってんのに、常にいんの好きな奴っ!!」


そう話しながら笑う隆平を見ると、あぁ本気で好きなんだって理解した


「でもさ、そろそろ告ろうと思ってる。お前見てたらなんかそうしたくなってきた(笑)」


決意を口にして笑う隆平は、とてつもなく大人でかっこよく見えた。


『頑張れよ。』

「で、相談があるんだけど〜…」


前言撤回!!

絶対なんか企んでるよ!こいつっ!!


「空澄ちゃん貸して??」

『いや、ごめん。意味わかんねぇわ…』


冷たく返事をすると必死になって縋ってきた(笑)


「プレゼント選ぶの手伝ってもらうだけだからっ!!お前もいていいからぁ〜!!」

『お前可愛いなっ!!なんとなくわかってたから。』


今度買い物につき合うことを了承した。
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