いちごキャンディー
ケーキ♪ケーキ♪と、隣で歌う空澄がやばい位に可愛いっ!!そう思う俺は同じぐらいやばいかもしれない…(笑)

おやつを食べるのに調度いい時間帯に家に着いた。玄関先で頭に積もった雪を払ってドアを開け中に飛び込んだ。


『あったけぇ…』

「寒かったもんね!!」


二人で暖を求めてすぐさまリビングに向かった


リビングに入ると兄貴と紫織さんが帰っていた。母さん達はまだ帰ってきてないらしい。


『あ、二人とも帰ってたんだ?!』

「おかえりー!!」


ソファーに座る二人にそう声をかけた。


「いや、お前等こそおかえりだろっ(笑)」


俺たちの言葉に兄貴が反応してそう返してきた。


「あ、これお土産!!」


詩織さんが空澄に紙袋を渡した。中から出てきたのはクリスマスリース。


「可愛いっ!!」


リースを眺める空澄に兄貴が言った


「花屋から売りつけられたんだよ!!二つ買ったら一つ半額にするとか言ってさ。」


兄貴が指さしたリビングの壁には同じリースが飾られていた。


『売れ残りか(笑)』


今日が25日だからもう売れないんだろう。


「ももちゃんの部屋に飾ったら??」

『はぁ??お前の部屋に‥‥っておい!!』
< 152 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop