いちごキャンディー
只今の時刻 9時35分
『…今日は来ないのかぁ?!』
9時45分
『……いってきます。』
立ち上がった俺に母さんが“呼びに行くの?”と言ったから
『いや、起こしに…』
と、答えた。母さんは笑っていた。
家を出て10秒弱“三浦”と書かれた表札のある家にすぐに着く。
―ピンポーン
――ガチャ
「あら、桃真くん!おはよう!」
出てきたのは空澄のおばさんで、空澄と同じ笑顔で迎えてくれた。
『おはようございます!!空澄…寝てるよね(笑)?!』
「‥…約束してた??」
『うん!!』
「大変っっ!!あの子ったらぁ!ご、ご、ごめんねっ!!たたき起こしちゃっていいからっ!」
と、おばさんに誘導されて三浦家に入る
『お邪魔します。』
空澄は性格もおばさんに似ていると思う(笑)
階段を上って突き当たりの部屋
ドアには“あずみのへや”と書かれたプレートがさがっている
―コンコンッ
――ガチャ
『…空澄ぃ??』
ドアを開け空澄に声をかける
「……zZ」
『…起きろよ。』
口にした言葉とは裏腹に、出てきた声はとても小さな音をたてただけだった。
『…今日は来ないのかぁ?!』
9時45分
『……いってきます。』
立ち上がった俺に母さんが“呼びに行くの?”と言ったから
『いや、起こしに…』
と、答えた。母さんは笑っていた。
家を出て10秒弱“三浦”と書かれた表札のある家にすぐに着く。
―ピンポーン
――ガチャ
「あら、桃真くん!おはよう!」
出てきたのは空澄のおばさんで、空澄と同じ笑顔で迎えてくれた。
『おはようございます!!空澄…寝てるよね(笑)?!』
「‥…約束してた??」
『うん!!』
「大変っっ!!あの子ったらぁ!ご、ご、ごめんねっ!!たたき起こしちゃっていいからっ!」
と、おばさんに誘導されて三浦家に入る
『お邪魔します。』
空澄は性格もおばさんに似ていると思う(笑)
階段を上って突き当たりの部屋
ドアには“あずみのへや”と書かれたプレートがさがっている
―コンコンッ
――ガチャ
『…空澄ぃ??』
ドアを開け空澄に声をかける
「……zZ」
『…起きろよ。』
口にした言葉とは裏腹に、出てきた声はとても小さな音をたてただけだった。