いちごキャンディー


「何で??何でいるの?」

『さて問題です!あなたは昨日何時にベッドに入りましたか?』

「えっとぉ…」


寝起きだからか、質問の意図がわからないのか…真剣に考える始めた空澄をよそに桃真は立ち上がった。


『空澄(笑)』


少し前に自分が時間を確認するのに使った壁にかけられた赤い縁の時計を指さし


『そんな貴方にもう一つ問題です!!今何時?』

「えーっと………」

『なーんじだ??(笑)』

「‥っ!!ご、ご、ごめんーっ!!」


ことの重大さに気づき勢いよく謝る空澄を見て、やっぱりおばさんに似てる(笑)と、桃真は思った





―――
―――――

「おー!来た来た(笑)」

「ごめんねぇ、若葉、隆平くん!!」

「こらぁ(笑)空澄っ!!」

「ひー!!ごめんってばぁ!!あっ!」


さっきまで榊の方を向いていたくせに、急にぐるんと俺に顔を見せた


『どーした?』

「こちら、私の友達の榊 若葉ちゃん☆」


誇らしげに榊を紹介する空澄


『知ってるっつーの(笑)あっ、日高 桃真です。』


隣でギャーギャー言ってる空澄をほっといて榊に自己紹介をした。
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