いちごキャンディー
動物の形をした可愛いクッキー

動物の形をした可愛いチョコ

動物の形をした可愛いおまんじゅう


『…芸がねぇな(笑)』

「…まったく(笑)あ、でも…」


そんな芸のないお土産から視線を空澄に向けた若葉


「うわ!可愛い!!」

「空澄は喜んでる(笑)」


芸はなくとも、空澄の心はがっちり掴んでいるようだ(笑)


「日高君は買うの?」

『いや、あー…でも自宅だけ買う。』


若葉の問いかけに、何かを思い出したかのように答えた桃真


「あは(笑)みんなに催促されそうだもんな!」


家に何度か泊まりに来た隆平には、うちの家族の行動が多少読めるみたいだ


『あぁ…』


しかも、結構な確率で的中する


「私も自宅だけかなぁ。空澄も?」

「あと、生徒会に!!」

「まめだねぇ〜!!」


そんな二人の会話を耳にして、眉間にしわを寄せた桃真


『……』


…こんな時まで生徒会(ヤノ)かよ。


「みんな買ったかぁ?桃真は?」

『えっ…あぁ、買ってくる。』


隆平の問いかけで我に返った桃真は、適当にお土産を掴んでレジに向かった
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