いちごキャンディー
状況を把握できない俺はどうしたらいいのか解らずにいると、母さんがまた口を開いた
「貸さないとは言わないわ。ただ、何に使うのかきちんと説明してもらわないと貸せないと言っているの。」
母さんが言ってることはもっともで‥‥それでも兄貴は説明することを躊躇っているように見えた。
『‥何に使うつもり?』
俺からも聞いてみたけど、やっぱり黙ったままだった
しばらく沈黙が続いて、観念したのか兄貴が説明を始めた
「北海道に‥‥行く為の旅費。」
以外と変な事ではなかったものの、30万という額はどんなもんかな?と思った。そんなに旅費がかかるもんなのか?
そんな俺をよそに母さんは言った。
「…そう。わかった、いいわ。」
『えぇっ!!?貸すの?』
その即決の判断に俺は呆気にとられてしまった
「ま、真桜がこんなに何かを必死に頼む事はないからね。」
簡単に決めていいんだろうか‥‥30万だぞっ?!
「ただの旅行じゃないんでしょう?」
『?』
何を言ってるんだろう。
「バレてんの‥‥?!」
「最近休みの日はずっと家にいたからね。」
母さんは何かを知っているようで、俺には何にもわからなかった。
「貸さないとは言わないわ。ただ、何に使うのかきちんと説明してもらわないと貸せないと言っているの。」
母さんが言ってることはもっともで‥‥それでも兄貴は説明することを躊躇っているように見えた。
『‥何に使うつもり?』
俺からも聞いてみたけど、やっぱり黙ったままだった
しばらく沈黙が続いて、観念したのか兄貴が説明を始めた
「北海道に‥‥行く為の旅費。」
以外と変な事ではなかったものの、30万という額はどんなもんかな?と思った。そんなに旅費がかかるもんなのか?
そんな俺をよそに母さんは言った。
「…そう。わかった、いいわ。」
『えぇっ!!?貸すの?』
その即決の判断に俺は呆気にとられてしまった
「ま、真桜がこんなに何かを必死に頼む事はないからね。」
簡単に決めていいんだろうか‥‥30万だぞっ?!
「ただの旅行じゃないんでしょう?」
『?』
何を言ってるんだろう。
「バレてんの‥‥?!」
「最近休みの日はずっと家にいたからね。」
母さんは何かを知っているようで、俺には何にもわからなかった。