いちごキャンディー
コンビニに着いて適当におつまみを選ぶ。俺の目的は雑誌だったので雑誌を掴んでかごに入れた。


『空澄何かいる??』

「これっ!!」


空澄が差し出したのはパックジュースのイチゴオレ。パステルピンクが俺には危険信号に見える。


『うわっ!!甘そ…』

「いーの!おいしいんだからっ!!」

『はいはい(笑)』


空澄からそれを受け取りレジへ運んだ。

会計をすませて店を出た所で空澄が笑顔で言った。


「ももちゃんは幸せ?!」

『何、急に(笑)』


急に空澄が聞いてきた


「さっきの続き。」

『ああ、うん。幸せかな?!お前は?』

「幸せだよ?イチゴオレみたいに(笑)」

『意味わかんねぇよ(笑)』


空澄の奇想天外な発言に力強くつっこみを入れてやった


「ふふっ(笑)」

『気持ち悪っ!!(笑)』


小さく笑った空澄にそう言うと


「幸せだから気にならないもーん(笑)」


って言って笑ってた。

そんな俺たちが家に着くと


『…は?』

「寝てるね(笑)」


ダイニングテーブルにうつぶせて寝ている父さんとおじさん、リビングのソファーで仲良く寝ている兄貴と紫織さんがいた。
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