愛を知った日
広い!広い!広い!!


厨房が広すぎる!!


料理する人がせかせかと動いてる。



「料理長さーん!!」


「はーい?」



初音は料理長さんを呼んだ。


呼んだあとに私のことを指差してこういった。



「この人、柚華だよ。宮城様からきいてるよね?」



「はい、わかりました。柚華さん、こちらへどうぞ。」


「柚華、頑張ってくるのよ!!」



「へっ?」




そういって、初音は出て行った。



「柚華さん、私がこのパーティーの料理長です」


「あっ・・・はい」



「宮城様からの要望により、柚華さんには料理を作ってもらいます」




「料理・・・を?」



「はい。柚華さんは、料理人の免許を持っているとか。

 それで、宮城様が、柚華さんを今日のパーティーの料理作るのに参加させてくれとのことだったので。」



「はぁ・・・」



「宮城様は、好き嫌いが多かったのであまり食べなかったので、

 嬉しいですっ!」


「はぁ・・・」
< 50 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop