キスフレンド【完】
甘すぎるキス【理子side】
【理子side】
夏休み。
とんでもない点数をとって補習が決定したあたし。
高2の夏休みに補習なんて最悪なんてもんじゃない。
だけど、何故か不思議なことにあたしの隣の席には紫苑がいた。
「紫苑も赤点取ったの?」
補習初日にそう尋ねると、紫苑は大きな瞳を少しだけ細めた。
「とってないよ。ただ、姫が赤点取って補習だって聞いたから来てみただけ」
ニコりと笑いながら話す紫苑の腹の中はよく分からない。
ただ、その話を聞いて嬉しくて飛び上がりたい気持ちを必死で抑えた。
夏休み。
とんでもない点数をとって補習が決定したあたし。
高2の夏休みに補習なんて最悪なんてもんじゃない。
だけど、何故か不思議なことにあたしの隣の席には紫苑がいた。
「紫苑も赤点取ったの?」
補習初日にそう尋ねると、紫苑は大きな瞳を少しだけ細めた。
「とってないよ。ただ、姫が赤点取って補習だって聞いたから来てみただけ」
ニコりと笑いながら話す紫苑の腹の中はよく分からない。
ただ、その話を聞いて嬉しくて飛び上がりたい気持ちを必死で抑えた。