キスフレンド【完】
ラブホテルのベッドはスプリングのサスペンションがきいていて、よく跳ねる。
その動きに合わせて、女が揺れる。
「ねぇっ……キス……してっ?」
艶っぽい瞳を向けて、俺の首に腕を回す女。
「また、今度ね」
首に回された腕を何気なく解きながら女に微笑む。
「また今度って言っても、どうせ次はないんでしょ?」
口を尖らせた女。答えるのがめんどくさい。
「アァッ……――!!もう、ダメッ……――!!」
何も言わずに深く突き上げると女は甲高い声を上げて果てた。