キミに逢いたい…
学校へ向かう途中

「あっ!おはよ」

うしろから声をかけられ振り向くと
ヒカルがいた

「お…おはよう」
わたしは下を向き言った

するとヒカルは
「ボクね、ジュンの弟」

一瞬理解できず立ち止まってしまった

『ジュンの弟?』

「え…だって似てないし…弟いるなんて聞いてないし…」
わたしは少し慌てて話してた

「そりゃ似てないよ~腹違いだもん」

「腹違い?」

「兄貴は本妻の子 ボクは愛人の子なわけ」

「………(言葉が出ないよ)」

「兄貴はボクを嫌ってる 愛人の子だから でも父さんはボクを大事に育ててくれた 兄貴よりも だから余計兄貴はボクを嫌いなんだ」

わたしはなんだか悲しくなった

ジュンがそんなツラい立場だったなんて知らなかった

ヒカルは今 ジュンに対して復讐をしているように思えた…


その日からヒカルを怖いと思うようになってしまった…
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