ただ逢いたくて
林梨と観覧車乗ると
時間が早く感じた。
結果オーライで良かった。

ジェットコースターや
お化け屋敷いろんな所を回ってるうちに
いつの間にか夜になってた


「もうかえろっか」
「おう!送ってってやるよ」「ありがとう、
お家何処にあるか
分かる?」
「分からない。汗」
「だよね(笑)
教えてないし、
じゃ連れてって下さい」
そう言って手を
差し出してきた。
初めて出会った日の事を
思いだす。
あの日とは変わった
気持ちでまたこうして
手をつないだ。

林梨はいつも
手を差し出してくる。
何かがあったら必ず。

いつか聞いてみようと
思う。


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