ただ逢いたくて
「ごめん、私
行けないかも」
林梨が申し訳なさそうに断ってる。
それが嬉しかった。

でも一気に壊される。
「いいじゃん!
行こうよ。みんなで
行った方が楽しいって」
「でも…。」
俺の所を林梨はチラチラ
見てくる。

きずいてないフリを
してわざと目を
合わさなかった。
「6人で行こうぜ!」
林梨の肩に手をのせている。林梨は抵抗する
気配すらない。

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