ただ逢いたくて
「良かった
間に合って」
「どうした?」
「一緒帰ろう!」
「いいけど…」
いいとは言ったけど
正直マサイ。
それに林梨の事が
頭でいっぱいなんだ。
とにかく話しを
合わせておく。
「家どこ?」
「分からないの?!
建也くんのお家の
近くだよ」
いたっけ?
分からなかった。
「あぁ、知ってる」
話しを合わせておいた。
「なんか嬉しいな。
建也くんと帰れる
なんて」
照れてるのか
顔が赤くなっている。


< 44 / 61 >

この作品をシェア

pagetop