ただ逢いたくて
「違う!あれは誤解で
俺は林梨だけが
好きなんだ。
ずっと忘れられ
なかった」
本当の事を言ったけど
信じて貰えなかった。
「嘘よ!言い訳なんて
聞きたくない。
もう……いいよ」
「違うんだ、
信じてくれよ」
必死で訴えたが
林梨の心には届いて
なかった。
「建也なんて大嫌い」
なんでそんな事
言うんだよ。
本当に誤解なんだよ。
「あっち行ってよ。
私に話しかけないで」
と言って走ってどこかへ
行ってしまった。


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