ただ逢いたくて
次の日
学校の先生とクラスの
みんながざわついていたそれは俺のせいだと
思う。
髪を黒くして制服もきちっとしてメガネもかけた

「う、うえま。
お前どうした?!」
「もともとこんな感じ
なんで!以上です。」
先生は嬉しそうに
「そっかそっかぁ!」
と言って笑いながら
職員室に戻って行った。
英語は嫌いだから
毎日サボっていたけど
今日は出席した。
これも林梨のタメだ。
俺はいつのまにか
林梨の為に出来る事を
すべてしていた。

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