求愛
第二章――傷






 俺はさ、
 愛し方なんてわかんないから。



 だからいつも距離を取った。



 
 壊してしまいたくて
 壊れてほしくなくて


 迷って、もがいて、傷ついて。

 


 あの日から、
 死ぬのが少しだけ怖くなったんだ。




 なぁ、馬鹿だって笑えよ。





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