わたしの太陽は関西弁。

直人はポケットに手をつっこみながらわたしの隣にきた

「俺が来るよりイチカが来たほうがよかったん?」

「なっ!ちがうよ!!」

「えらい顔、赤なってんで!そないな顔でゆわれても説得力無いわ!」

直人はケラケラと笑ってる

「う―…」

両手を頬にあてておちつかせる

「どうしてイチカと一緒にいないの?」

「ん?俺か?」と自分を指しながら聞いてくる

いや、直人しかいないでしょ…と、つっこむ余裕も無いから頷いておいた

「んーとなぁ、無月に会いたくなったからやで」

「は?」

「うそうそ!そないに嫌な顔しやんでも!」

またケラケラと笑いた

「ちょっとイチカにプレッシャーかけようと思ってん」

はい?

「プレッシャーとちゃうかも。ただの嫌がらせ?」

わたしに聞かれても…

「なんし、あんな余裕無いイチカ見れるん珍しいからおもしろーて!」
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