あした
「なっ!!そうなんだろ?僕と 誠って 好きになる女の子のタイプも
 よく 似ていたもんな。生きている間に 三角関係なんて ごめんだったんだろ?
 でもさ・・・あの世にまで 勝負ひっぱっていくかぁ~?まっ、そこが
 おまえらしいが・・・・」

「あの・・・・」

「うん?」

「マコにかこつけた 告白?」

「えっ?」

「違うんですか?」

「ふっ・・・・・するどく 突っ込むとこなんて 美咲ちゃんは
 やっぱ ただもんじゃなさそうだ・・・・」

「そうよ。 マコがただもんに 夢中になるような奴だと思う?」
 幸子がいった。

「確かに・・・何事も 馬鹿にしたくなるくらい 物事を複雑に考えるのが
 好きな奴だった。」そう言って 智也が苦笑した。

「私・・・って 複雑?」

「単純ではなさそうだね・・・」

「マコは 超単純にみえたけどな・・・・」

「それは 美咲ちゃんがマコ以上にそれこそ複雑な人間だってことじゃないの?」

「おっ・・・・なるほど・・・・」

思わず 美咲が1人で納得して呟いた。

「で?お友達から・・・・・・OK」

 「マコの親友なら 無下に断わったら 怒られちゃいますかね・・・
  マコに・・・・」
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